社員が長く働きたい会社とは?社員定着に欠かせない5つの条件


社員が定着し、長く働きたいと思える会社の条件というと、何を思い浮かべますか?高い給料?充実した福利厚生?楽な仕事?今回は優秀な社員に長く働きたいと思ってほしい!と考える方に向けて、長く働きたい会社の条件や、社員の定着に欠かせない条件をご紹介いたします。自分の会社と見比べてみて、足りない部分がどこなのか確認してみてくださいね。

条件1 長く働いても大丈夫という「安心感」

1つ目の条件は「安心感」です。安心感にもいろいろありますが、1つは無理をせずに長く働き続けられるのか?というものです。例えば残業が多い長時間労働。働く社員の意見としては、「今は若いから無理できるけれど、20年後にこの働き方はできない。」と思っているかもしれません。社員は、「20年後に無理になって辞めても就職先がないので、若いうちに転職しておかないとマズイ」と考えてしまうでしょう。

今の時代では高校生や大学生のうちに自分のキャリアを考えることが普通です。自分は30歳で何がしたいのか?40歳は?60歳は?80歳は?何歳まで生きる予定?そういったことを考える授業を取り入れている学校も多いですし、学生向けのセミナーなども開催されています。

特に女性は結婚、妊娠、出産、育児、介護など様々な人生のターニングポイントがありますので、よく考えている人も多いです。この会社は子どもを産んでも無理せず働けるのか、家族に何かあっても働き続けられるのか、という「安心感」を求める場合もあります。

安心感を確認するポイントとしては、「現在の環境」を点で見るのではなく、「現在から将来まで」「仕事だけでなくプライベートまで」幅広い視野で見て、安心して働ける会社なのかを見ることです。

もう1つの安心感は、「言いたいことを言えるか」という言葉の安心感です。困っていること、もっとこうした方がいいと思っていること、社長や上司の仕事の仕方で気に入らないことなど、言いやすい環境であれば安心です。社長に意見を言った瞬間に解雇されたらどうしようとか、こうした方がいいと言った瞬間に生意気と陰口を言われるのではないか、など言いたいことを安心して言えない会社というのは多いです。

実は、フラットに意見の言えるグループは生産性が高いという研究結果もあります。言われたことを必ず採用するわけではないので、言える環境だけは作って置くべきです。

条件2 やりがいやチャンス、ワクワク感

2つ目の条件は「ワクワク感」です。「仕事はそんな甘いものじゃない!」など、世代によって理解されないこともありますが、若い世代は仕事にやりがいを求める人の方が多数派ではないでしょうか。できることならやりがいのある仕事をしたい、自分らしく働きたい、自分の個性や強みを活かしたいなど、感じています。

もちろん仕事ですので、それが100%叶うことは、ほぼないでしょう。やりがいばかりを追い求めて現実をみていない人を採用しないというのも1つの方法ではあります。

ですが、仕事だから、やりがいなんてなくてもいい、ウチの職場にやりがいのある仕事なんてない、と切り捨てては、人が辞めていくばかりです。やりがいを持って働ける職場になるように工夫することも必要です。

例えば、新しい仕事を教えて出来ることを増やす、難しい仕事に挑戦させる、普段見落としている仕事の成果を見えるようにする、よかったところを褒めるなど、ちょっとしたことがやりがいにつながることもあります。

普段のコミュニケーションでも、認める、感謝する、褒めるなど、ちょっと気をつけるだけでやりがいやワクワク感につながります。

条件3 採用前とのギャップをなくす

入社してすぐに辞めてしまう理由の多くは採用前とのギャップです。思っていたのと違った。聞いていた仕事と違う仕事をさせられた。簡単な仕事だと書いてあったのに辛すぎる。など、様々な声を聞きます。採用直後のため、やはり別の会社でも採用されたのでそちらに行きます。と本音を言わずに辞める方も多いです。

人材は完全に売り手市場になっていますので、採用も一苦労する時代です。どこの会社でも多種多様に工夫していますので、過度な期待を持たせる言葉を書いてしまう気持ちもわかるのですが、すぐに辞めてしまうと余計なコストがかかってしまいます。採用前の面接で、相手が勘違いをしていないか、どのような仕事だと感じているかをしっかり確認しておくことが必要です。

特に採用してすぐに辞めてしまう社員が多いという場合は見直してみてくださいね。

条件4 最低限の給料と法律を守ること

人材不足で悩む人は給料を高くしなければならないのではないか、と考える人もいるでしょう。確かに世間や業界の平均を大幅に下回っているのであれば、採用は苦戦しますし、高い給料の会社へ転職する人もいるので、最低限は必要です。ですが、平均より大幅に高い給料が必要かというと、そうでもありません。給料の額だけで会社を選ぶ人は、給料の額だけで転職します。その戦いに参加してしまうと、大企業と戦うことになります。

中小企業は、その会社なりの「働きやすさ」で勝負した方が、コストがかかりません。給料が少なくても長く働き続ける人の多くは、「この会社がいい」から働くと言っています。同じく、福利厚生なども過度にお金をかける必要はないでしょう。

中小企業の場合は、給料よりも、法律が守られていない会社が多いことが気になります。社会保険労務士の方と顧問契約していても、きちんと伝えていないために知らずに法律違反していることも多々あります。また、残念ながら社会保険労務士さんによっては、労基署に突っ込まれなければいいと、ギリギリのグレーラインを勧めてくる方もいらっしゃいます。

今は社員側もインターネットなどで学び、法律知識が豊富です。法律を守っていないということが、会社の印象を悪くし、不安感につながったり、きちんと法律を守る会社に務めたいという要望につながったりしていますので、一度見直してみましょう。

条件5 フォローする体制

これまでの4つの条件がきちんとできているか、定期的に見直すことが必要です。特に安心感ややりがいは、人によって求めるものも違いますし、その人のタイミング(例えば結婚前、妊活中、最近親が体調を崩したなど)によっても変わってきます。会社として不安や不満に思っていることを言い出せる状況、タイミング、相手など、用意しておくと安心です。

例えば年に数回、面談を実施して、じっくりと話をする制度を取り入れたりしている企業もあります。メンター制度といって、相談する担当者を決めておく方法もあります。

1つずつ見直してみよう

社員が長く働きたい会社、定着する会社の5つの条件をご紹介しました。1つずつ見直してみてくださいね。どの条件もあるかないかではなく、どのくらい安心して働き続けられる会社なのか、どのくらいやりがいをもてるのか、どのくらいフォローしているか、というものです。自分の会社ではどのくらいできているのか、弱いところはどこなのか、どこから手をつけるべきか考えてみてください。アンケートをとったり、社員に直接話しを聞くと、もっとよくわかります。参考にしてみてくださいね。

このサイトでは、ワークライフバランスを取り入れるために働き方の見直しを勧めています。

紹介している働き方の見直しの方法は、社員間のコミュニケーションにも役立つようになっており、安心感ややりがいにつながるよう工夫してあります。

また、ワークライフバランスはプライベートに何があっても働き続けられる安心感にもつながりますし、ライフの経験を仕事に活かそう!というところまで取り組めれば、やりがいにも大きくつながります。ぜひ、働き方の見直しの方法も読んでいただければ、嬉しいです。