働き方改革で何をしていいか迷ったらこれ!具体的なやり方を解説


最近話題の「働き方改革」。始めるきっかけは人それぞれですが、結局何をしたらいいの?と迷う方が多いように見受けられます。例えば、社員は「会社が制度を作るものでしょ?」と言い、会社は「社員が自主的にやるものだから」と丸投げ状態、なんて会社も…。

会社にとっても社員にとってもよい働き方を実現しよう!というのが働き方改革の根底にあります。「自分は関係ない」ではなく、みんなで、それぞれができることをやっていきましょう。今回は働き方改革のやり方を解説いたします。

まずは目標を決めよう

そもそも、なぜ働き方改革が必要なのでしょうか?政府は少子化や生産年齢人口の減少、女性の活躍などを理由としてあげていますが、実際に仕事をしていて、その言葉にピンとくる方は少数派だと思います。

それよりも大切なのは、今のあなたの課題です。あなたはどんな会社にしたいと思っていますか?今感じている課題はなんですか?もっとこうだったらステキなのに…と思うポイントはありませんか?社員1人1人も、そういった想いを持っていませんか?

働き方改革は、課題を解決して安定した経営をしていくための1つの「手段」です。今、目の前にある課題を、働き方改革という手段を使って解決できないかな?と考えてみてくださいね。働き方改革をして、どうなりたいのか目標を決めてみましょう。

もし、「働き方改革の担当者になってしまった」「働き方改革をしろと言われているけれどやり方がわからない…」と悩んでいるのであれば、「残業削減」「業務の効率化」「社員満足度の向上」などを参考に自社に足りないものを検討してみてください。以下の記事も参考になります。

こちらも参考に

働き方改革って必要?中小企業が働き方改革をするべき5つの理由

政府の言う「働き方改革」って何?企業が得するポイントは?

目標の決め方1:トップが決める

働き方改革の目標の決め方も色々ありますが、トップが方向性を決めて提示するのが一番シンプルな方法です。ただし、一方的なやり方になりがちですので、きちんとした説明が必要になります。すぐに結果がでることもありますが、理解してもらうために何度も面談を繰り返し、少しずつ変わっていくというのが一般的です。

目標の決め方2:チームで決める

会社全体の働き方改革の目標だけでなく、個人がそれぞれの目標を決めることができれば、働き方改革のスピードは早まります。普段一緒に仕事をしているチームでも目標を立ててみましょう。会社としては、ただ言うだけでなく、目標を立てるための機会を作るといいでしょう。

目標の決め方3:現状から決める

トップが決めるにしても、個人やチームで決めるにしても、現状から考えて決めることが必要です。働き方改革は課題解決の手段とお伝えしました。今ある課題を解決するにはどうしたらいいだろう?会社をもっとよくするにはどうしたらいいだろう?と考えて目標を決めます。

例えば、社員からもっとこうして欲しいという要望があがっている、お客様からこうだったら嬉しいという意見がある、社長としてはこの部分が足りないと思っている、など、みんなで意見を出し合ってみましょう。

目標の決め方4:周りをよく見よう

目標を決めるときには、今の日本の現状や方向性、自分の業界の動向、社員の現状などをしっかり理解しておくことも必要です。立てた目標が、現実離れしていては、誰も達成する気になれません。

今の日本の流れで行くと、働き方改革、残業の削減、生産性の向上、女性活躍推進などが注目を浴びています。例えば、この中でウチは絶対に長時間労働だけは辞めない!女性は雇わない!と突き進めば、社会の反感を買ってしまう可能性もあります。評判が落ちるかもしれません。広い視野を持って取り組んでいきましょう。

目標を難しく考えすぎない

目標を立てるときに難しく考えすぎないでください。目標は意外とコロコロ変わります。時代の流れや業界の動向が変わっていくにつれて、目標が変わるのは当然です。働き方を変えていこうとしているのですから、変化に合わせて新しく見えてくることもたくさんあるはずです。

目標はその時に合わせて立て直していくものです。間違えちゃいけない!と難しく考えて目標が立てられない…となる必要はありません。間違えた?!と思った時は成長した証拠です。まずはどうなりたいのか、小さな目標を「とりあえず」でもいいから立ててみませんか?

現状を把握しよう

こんな会社になって欲しいという目標が決まったら、現状と目標がどのくらい離れているのかを確認しましょう。順番を逆にして、目標を決めるために現状を把握してみるのも1つの方法です。ここでは現状の把握の仕方をご紹介します。

記録を確認する

まずは、今ある記録を確認しましょう。業績は?経費の割合は?人件費は?社員の勤務時間や残業時間は?法律で記録することが義務づけられているものもありますので、確認したことのある方がほとんどかと思います。ぜひ、1時間あたりの生産性を意識して見直してみてください。

周りをよく見る

社内の風土をチェックするのも大切です。アットホームで何でも話しやすいのか、体育会系なのか、なんとなくギスギスした雰囲気になっていないか、みんな疲れた顔して働いていないか、社員の笑顔はどのくらい見られるか、など、周りを今一度確認してみましょう。いつもと違う時間帯に見てみると、何か違った発見があるかもしれません。

社員の話を聞く

働き方改革で実際に働き方を変えるのは社員です。社員が何を望んでいるのか、社員が何に困っているのか、社員のキャリアにどのような予想が立てられるのか、話しを聞いてみることは大切です。

普段から面談をしている方もいらっしゃると思いますので、追加でプライベートのことも聞いてみるのもおすすめです。いつもとは違った雰囲気で食事やお茶をしながら気軽に聞いてみるのもいいですね。

私達のようなコンサルタントや社会保険労務士の方などに外注して、話を聞いてもらうのも1つの方法です。社長には言えない話を聞き出してくれるかもしれません。

家族・ライフプラン

計画を立てやすくするためにも、家族とライフプランについて聞いてみましょう。女性が働く場合には結婚、出産、育児、介護などのプライベートの予定を聞かれることはよくあります。長期で休む、もしくは配慮が必要になってくることがあるため、会社も事前に把握しておきたいからです。しかし、男性になると急に聞かない会社は多いです。

結婚や育児の予定や、親の年齢などを聞いておくことは、これからの時代は当たり前となってくるでしょう。男性管理職の介護離職は社会問題となっています。75歳を過ぎると介護が必要な人が急激に増えます。そのあたりも踏まえて家族についての話をしてみましょう。

キャリアプラン

行っている会社もあると思いますが、社員の方がどういった仕事をしていきたいのかについての確認です。もっと挑戦したい!という話だけでなく、私は今のままで十分、今はこれでいい、という意見も、じっくりと聞いてみましょう。何かハードルになっていることはないか、会社で解決できることはないかを確認することで、優秀な人材に成長していく社員が増えるかもしれません。

アンケートをとってみる

ある程度社員数がいるのであれば、無記名でアンケートをとると、社員の本音がみえてくることもあります。内容としては、今の働き方についての意見、働き方改革についてどう思っているのか、良い点と悪い点の両方を聞いてみましょう。働き方改革についての研修やセミナーを開催してアンケートを取るのもオススメです。

朝メール夜メールをつけてみる

朝メール夜メールとは、一日のスケジュールの予定と実際の行動を記録するものです。朝に予定を立ててメールで共有し、帰りに実際の行動を記録してメールで共有します。記録して統計をとると、どんな仕事にどのくらい時間をかけているのか、予定通りに進んでいるのか、無駄な時間を過ごしていないか、もっと重要な仕事に時間をかけるにはどうしたらいいのかなど考えることができます。

こちらも参考に

働き方の現状を確認しよう!朝メール夜メールのやり方をご紹介(近日公開)

目標と現状を比較して何ができるか話し合おう

目標が決まり、現状を確認したら、次はその差を埋めていくことです。現状から何をすると課題を解決できるのか、どうしたら目標を達成することができるのかを考えましょう。

働き方改革ですので、働き方を変えていくことになります。実際に働いている社員の意見をよく聞きましょう。働き方を変えるために「カエル会議」がおすすめです。具体的にどんな施策をするのか社員同士で話し合います。働き方を「変える」には何をしたらいいのか、早く「帰る」にはどうすればいいのか、話し合って取り組んでいきましょう。

こちらも参考に

カエル会議をしてみよう!無駄な時間を過ごさない会議ポイントを解説(近日公開)

やってみてチェックするのを忘れずに

施策を決めて実践してみたら、実際に変化したのかチェックしていきましょう。施策をやってみたけど、いい効果が得られなかった、だから辞めよう…という会社も多いようですが、必ずしも最初からうまくはいきません。試行錯誤を繰り返しながら、あなたの会社にあった方法を見つけていって下さい。

働き方改革に限らず、目標を決める→今の状況を把握する→目標達成のためにできることを考える→やってみる→効果を確認する、という流れを意識的に取り組むことは有効です。

例えると、ダイエットをするときと同じです。「この服を着こなせるようになりたい→体重や3サイズを計る→食事や運動の計画を立てる→やってみる→体重や3サイズを計ったり目標の服を着てみたりする」というように意識して取り組みを続けると成果はしっかりでます。途中で諦めずに、細く長く続けていくと働き方改革もうまくいきます。

まずは行動を

働き方改革のやり方について、かなり大雑把ですが、ご紹介いたしました。もちろん、その会社にあったやり方がありますので、これがすべてではありません。自分たちらしいやり方を見つけていってください。

やってみたけどうまくいかない、もっと詳しいやり方が知りたい、という方はこちらからどうぞ…