働き方改革って必要?中小企業が働き方改革をするべき5つの理由


「うちのような零細企業が働き方改革なんて…」という意見を聞くことはよくあります。しかし、中小企業や零細企業だからこそ働き方改革をした方がよいですし、結果が早くでるのも小さな会社の特徴です。今回は、働き方改革って本当に必要なの?と考えている方に向けて、中小企業が働き方改革をするべき理由を紹介します。

働き方改革とは?

ここでいう働き方改革とは、社員の働き方や、働かせ方を一度見直して、今より良くできるところを良くしていこう!というものです。会社にとっても社員にとってもよい働き方とは何なのか?を探していくことでもあります。

働き方改革が必要な多くの会社は、時代にあった働き方ができておらず、そのせいで仕事に無駄が生じていたり、人材が確保できずに困っています。時代にあった働き方という視点も含め、今の働き方を見直し、改善していきましょう。

働き方改革は「売上をあげる」

今の時代は、流行り廃りなどの流れが早く、次々と新しい商品やサービスが生まれていきます。業績が高い会社というのは、常に新しい情報に意識し、自社で取り入れられることは積極的にやっていく傾向があります。

もちろん、昔から大切にしていることを守ることも大切ですし、お金がかかることをどんどん取り入れていくのは難しいでしょう。しかし、多くの情報から取捨選択して取り組むことは、会社の売上につながります。

中小企業こそ働き方改革が必要

もしかすると、自分の業界の最新情報はしっかりと把握しているから大丈夫と感じたかもしれません。しかし、まったく別の方角から得た情報やアイディアがお客様から高評価を得ることも意外と多いものです。

逆にいうと、別の視点からのアイディアの方がライバル企業が少ないので売上につながりやすくなります。大企業のように広告費を多くかけられない中小企業こそ、アイディア勝負に向いています。

当然ですが、重要なのは、お客様に喜ばれる商品やサービスを提供することです。どういったものが喜ばれるのか?という情報も含めて、新しい情報に意識を向けましょう。

働き方改革は「無駄をなくす」

今の仕事をしっかりと見直すと、仕事の無駄は意外と見つかります。たった数分の無駄でも年間で考えると大きな時間になりますので、ぜひ時間の使い方を見直してみましょう。

普段から無駄な時間を過ごさないように意識している!と感じている人は、意見交換することをおすすめします。同じ仕事でも、やる人によってかかる時間が違うことは多々あります。単純にスキルの違いということもありますが、実は効率化できるポイントがあったり、やらなくていいことをやっていたりすることもあります。

意識しないと気づかないことも

また、「効率化」という単語を聞くと、「仕事の手を抜くこと」と考えてしまう人がいます。さらに言うと、「時間をかけたほうが良い仕事ができる」という意識の人もいます。もちろん仕事内容によっては、そういったものもあるでしょうが、自分が満足するために時間をかけてしまっていることも多いです。深夜まで残業している自分って偉い!と感じる人は要注意です。

どういった仕事が「無駄」で、どういった仕事が本当に必要な仕事なのかを、一度しっかりと考えてみてはいかがでしょうか。

働き方改革は「経費を減らす」

当然ですが、無駄な仕事が減った分、残業代は減ります。残業時間が減ると、会社も早めに消灯しますので、光熱費も浮きますね。時間の使い方以外でも無駄を探せば、経費の無駄遣いをやめられることもあります。

働き方改革では、会社にとっても社員にとってもよい働き方を探していきます。社員にとってよい働き方ができるということは、人材の採用・教育・定着がうまく回っていくことでもあります。採用コストなどの節約にもなるでしょう。

働き方改革は「人材を確保する」

働き方改革がすでにできている企業というのは、人材確保に困ることがほとんどありません。働き方改革に注目が集まっていることもありますが、進んだ取り組みをした会社は、メディアなどで取り上げられています。求人広告を出さなくても、突然働きたいと連絡が来るという会社も多いです。

小さな会社で、メディアなどで取り上げられていなくても、いい会社は口コミで社員が集まります。自分の働く会社がいい会社だと、知り合いに紹介するパターンです。求人広告は出したことがない、人が足りなくなったら社員に誰かいないか声をかける、という会社も意外と多いです。

今の時代は、若い世代の全体数が減っていますので全国どこでも人手不足です。しかし、多くの会社に話を聞きに行くと、おもしろいほど差があります。求人を出しても応募がまったくこないという会社もあれば、求人なんて出さなくても困らない会社もあります。最近の若い人は優秀だ!(優秀な人が応募してくる)という会社もあれば、最近の若い人はダメだ!という会社もあります。

働き方改革は今がやり時

人手不足と言われていますが、まだ人口はさほど減っていません。これから減り始めますので、今人手不足を感じている会社は対策を考えておいたほうがよいでしょう。「これからは頭を下げて働いてもらえるようにお願いしないと入社してくれない時代が来るのではないか」という人もいます。「お客様よりも社員を大切にしないとならない時代」という人もいます。

会社にも社員にも、もちろんお客様にも、すべてにとってよい働き方とは何なのか?譲れない点はどこで、妥協すべき点はどこなのか。残念ながら正解はありませんが、一度考えてみる時期ではないでしょうか。今が働き方改革をすべきときです。

働き方改革は「理想や目標を実現する」

根本的な話になりますが、会社にも、社長にも、社員にも、夢や目標や理想など、なにかしらの「想い」があるはずです。お金を稼ぐためという目的で始めたからない!という人でも、その仕事を選んだ何かしらの理由があるでしょうし、仮になかったとしても働いているうちに「もっとこうだったらいいのに」と思うことはあるはずです。

会社には経営理念があることも多いですし、各チームに目標が定められていることもあります。「入社したときに聞いたきりで、なんだっけ?」となっていたとしても、何かしらあるはずです。

単純な話ですが、理想や目標の実現に一歩近づくために、今の働き方を見直してみることも働き方改革の1つです。「働き方改革」なんて大層な名前がついているので、何か特別なことをしないといけないと感じるかもしれませんが、そんなことはありません。

特別なことをしなくても大丈夫

働き方改革の事例を見ると、特別なことをしている事例が多く感じるかもしれません。しかし、それは珍しいから取り上げられているだけです。特別なことをしよう!と思ってしたわけではなく、社員の声を聞き、視点を変えて試行錯誤したら珍しいことをすることになったという事例がほとんどです。

目標達成のために働き方を見直してみる。働き方改革という名前からはイメージしづらいかもしれませんが、いたって普通の行動です。

時代にあった働き方をすることがポイント

最初にもお伝えしましたが、働き方改革で意識するべきポイントは、時代にあっているかどうかです。今の時代の特徴は、「流れが速いこと」と「少子高齢化」です。AIなども注意すべきポイントですね。

お客様のニーズに答えられているのか、社員のニーズにも答えられているのか、こまめに確認するとよいでしょう。その答えをよく知っているのは社員です。意識するべきポイントは次の2つです。

  • 社員の声をよく聞く働き方をしているか?
  • 多様性を受け入れられる風土があるか?

ぜひ、自分の会社を振り返る参考にしてください。