働き方改革の現状把握とは?現状把握のやり方6選


働き方改革は、100社あれば100通りのやり方があります。何をすればよいのかは会社の現状によって異なりますので、まずは今の自分の会社をよく見てみましょう。今回は、働き方改革をする前の現状把握のやり方について紹介します。

現状把握は、社内の問題・課題を見つけるために行う

働き方改革は、法律に対応するためにやるのではなく、会社にとって利益があるから取り組むものです。現状把握をする理由は、社内の問題や課題にいち早く気づき、解決することです。

現状把握のやり方1 1対1で面談

社員数があまり多くない会社であれば、社員1人1人と面談をすることが一番確実なやり方です。社員が今の働き方についてどう思っているのか、勤務時間や仕事内容、勤務条件、仕事の環境、私生活の過ごし方などに不満はないか、これから先どのような仕事をしたいかなど、直接聞いてみましょう。

急に不満がないかを聞かれても、答えられない人の方が多いです。場を温めるために、最近の話題や良いところから聞き始めてみてはいかがでしょうか。

現状把握のやり方2 グループで雑談

面談という形式をとると、急にかしこまってしまい、本当の気持ちを話すことができない人もいます。まずは雑談から始めるというのも一つの方法です。

何人か集まっているところで、今の働き方についてそれとなく聞いてみましょう。働き方改革についてどう思っているのか?でもよいかもしれませんね。

愚痴を聞くくらいの感覚で取り組むのがコツです。もっとこうしたらよくなる、もっとこうだったらいいのになどの意見がでれば一番よいです。

一応、相手の属性は把握しておく必要はあります。独身なのか、何歳くらいの子どもがいるのか、家族の介護などは確認しましょう。

プライベートな雑談をすれば、私生活の過ごし方に不満がないかも少し見えてくるはずです。雑談をするだけで現状把握をするのではなく、面談をする前の下調べという感覚でやるのがおすすめです。

現状把握のやり方3 アンケート

社員数が少し多いのであれば、社員にアンケートを配って提出してもらうのも1つの方法です。社員の考えている傾向がわかります。

今はインターネット上でも無料でアンケートが作れますので、URLを伝えて送信してもらえば、お金をまったくかけずに取り組むことができます。

アンケートをするのであれば、社員満足度も調べましょう。社員満足度が高い会社ほど、社員が会社に定着しますので、採用コストなどが削減できます。

アンケートで聞く内容は、先程紹介した雑談や面談から決めるのがおすすめです。例えば、社員の不満を雑談や面談でいくつか把握したら、同じ不満を持っている人はどのくらいいるのかなどをアンケートで確認します。

アンケートは社員へのアピールにもなる

アンケートをする際に、アンケートをとる意図について、丁寧な説明をつけることもポイントです。説明がないと、悪いことを書くと昇給に関わるのではないか、とにかく良いところを褒めておかないといけないのではないか、など考えてしまう人もいます。

アンケートは「会社がこれから変わろうとしている!」ということを伝える材料にもなります。適当なアンケートをとりあえず配ってしまうと、「働き方改革とは言っていても、本格的にやる気はないんだな、会社は嫌々やっているのかな」と社員に受け取られてしまいます。本音を聞き出すことが難しくなってしまいますので注意が必要です。

アンケートをしたら、必ず社内全体に結果を報告しましょう。アンケートを書いたのに音沙汰がないと不審に感じてしまいます。

現状把握のやり方4 ヒアリングしてもらう

外部の専門家に依頼するなどして、本当のところはどう思っているのかを聞き出してもらう方法です。私達のようなワークライフバランスコンサルタントにはヒアリングができる人がたくさんいますし、まれに社会保険労務士の先生でもやってくれる方がいます。

働き方改革のための現状把握では、私生活の過ごし方などプライベートな話は避けて通れません。壁をつくらず、和やかに、心を開いてもらうための工夫をすることがポイントです。

現状把握のやり方5 業績や勤務時間など数値を確認する

働き方改革は、経営戦略の1つです。働き方改革をすることで業績をあげていったり、残業時間を減らすことも目的にできます。現状で業績がどのようになっているのか、社員の勤務時間や残業時間はどの程度なのか、有給の取得日数はどのくらいなのかをしっかりと確認し、業績や勤務時間の目標もたててみてはいかがでしょうか。

現状把握のやり方6 組織診断

これまで紹介したものに比べると費用がかかりますが、働き方改革やワークライフバランスに関する組織診断をするのも現状把握の方法です。「社員満足度調査」などの名称で、いろいろな会社がサービスを行っていますが、働き方改革の現状把握をするためには「私生活の過ごし方」という視点が加わったものがおすすめです。

働き方改革に関する法律改正についての現状把握

働き方改革の法案が通りましたので、法律改正があります。自分の会社は法律をきちんと守っているのか、改正によって違法になるのはどこなのか、何をみたらいいのかという疑問を持っている方も多いと思います。

会社によって異なりますが、就業規則、36協定、勤務時間と有給取得日数は最低でも確認が必要です。また、給料についても、正社員とそれ以外の人の差を意識して見直しが必要です。正社員だけがもらえる手当などは、一つ一つ理由を明確にし、不平等になっていないかを確認しましょう。

課題は社員の声から見つける

現状把握のポイントは社員の声をよく聞くことです。社長や担当者がここが課題だ!と思っているポイントもあると思いますが、それについてこちらから切り出すのではなく、社員の言葉をよく聞くことを心がけると、これまで気づかなかった課題に気づくことができます。そういった新しい視点から取り組みをすることで、大きな変化を目指していきましょう。

もっと詳しいことが知りたい!自分の会社ではどうするのがいいか聞いてみたい!という方は、お気軽にこちらからご連絡ください。無料で課題を発見できる相談を行っています。